2011年9月9日金曜日
「傾聴力」を高めるコツ・ポイント・・・(7)
5.指示したいときも質問で
指示命令は、上の者から下の者へという構図がはっきりしすぎて言われたほうはうれしくないと感じる人もいます。
なかには反発する人もいます。
そこで質問を使い指示がましくなく、対等の人間関係という意識をしっかり相手に感じさせながら、こちらの言い分に協力してもらいます。
●指示したいときの質問
指示したいときは、話のもっていきかたがとても大切になります。
来週は残業してもらわなければならない同僚に、話す場面を想定してみましょう。
あなた「来週のアフターファイブの予定、何か入っている?」
同僚「え?なんでそんなこと聞くんですか?」
あなた「あ、悪いね。プライベートだものね。すまないけどさ、来月、症例検討会でしょ?今月中に問題症例をリストアップするように言われたわけよ。それでえ来週の都合のつく日に皆で残って、その準備ができるといいかなぁと思って・・・・」
同僚「あ、そういうことですか。いきなりプライベートの都合を聞かれて、びっくりしたよ。いいですよ。実は水曜日以外なら空いています。」
こういう具合に「相手の都合をまず質問する+詫びの言葉+なぜの理由や方法」の順で話をすすめると、相手は指示されたと感じることは少なくなりますし、自発的に行動してくえることもあります。
人は、自発的な気持ちで行動したいのです。
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