2013年12月1日日曜日

●プレゼンテーションのコツ(2)

●プレゼンテーションのコツ(2)

●「わかりやすさ」=「正しい論理」という大きな勘違い

プレゼンでもメールや文章でも、ありとあらゆるコミュニケーションで一番大事なのは「伝える」ということです。

「自分の提案・考え・報告内容」を、相手が分かるように「伝える」ということです。

つまり、相手が分かるように「分かりやすく」伝える必要があるわけです。

ところで「分かりやすさ」とは何でしょう?

よくある勘違いは「正しい事実を正しく論理的に積み重ねていけば、その話の内容が容易に相手に伝わるはずだ」というものです。

特に理系の人は、長年、研究報告をしてきた積み重ねもあり、「正しい事実+正しい論理=分かりやすい話の展開」という方程式を信じている人も多いかもしれません。

しかし、この方程式は正しいけれど間違っているのです。

必ずしも「あなたの話に興味があるわけではない人たち」「あなたの話を初めて聞くような人たち」に「限られた時間」の中で、あなたの提案や報告内容を分かりやすく伝えようとする場合には、残念ながら「正しい事実+正しい論理=分かりやすい話の展開」とはなりません。

むしろ、それは「分かりにくくて難しい話という印象」を与えてしまうことすらあるのです。

考えてみれば、それは当然です。

相手は論理学に精通した天才学者でもなければ、ミステリー小説の名探偵というわけではありません。

あなたが話す内容については、むしろ、あなたより苦手な人であることも多いはずです。

ということは、「論理的に事実を積み重ねれば分かるだろう」という考えはあまりに楽観的な勘違いだ、ということになります。

では、いったい何が必要なのでしょうか?



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