2013年11月30日土曜日

プレゼンテーションのコツ(1)

●プレゼンテーションのコツ(1)


第1章 「よいプレゼン」ってなんだろう?


■(1)あなたは「誰に」「何を」伝えたいのだろう?

質問1・・・あなたがプレゼンテーションをする相手は「どんな人」ですか?

質問2・・・あなたが「伝えたいこと」はなんですか?


この2つに答えられるようにする。


私たちの目的である「よいプレゼン」とは、「あなたの提案」を「誰か」に伝え、その内容について「理解」や「同意」をしてもらい、さらに相手に「あなたの提案に沿った行動をしてもらう」ことです。

あなた自身が自分の話すべき内容を分かっていなかったとしたら、「相手になにかうまく説明し、理解してもらうこと」はできるわけがありません。

ましてや、相手に「同意や納得をしてもらい、自分の提案に沿って行動してもらう」なんてできるはずがないのです。

そして、そのプレゼンを「よいプレゼン」ということはできません。


「あなたは、誰になにを伝えたいのでしょうか?」

これをじっくり考えることが、「よいプレゼン」をするための第一歩です。

「誰に」「何を」を曖昧ではなく、はっきりと形づくることが「よいプレゼン」のために何より必要なことです。




■伝える相手にとっての「あなたの話のメリット」はなんだろう?

あなたが今考えていること、あなたが今作っている資料は「あなたが話したい内容」であることは確かだと思います。

しかし、それは果たして、「相手が聞きたい内容」になっているでしょうか?

あなたは、相手の立場に立って、相手の視点から眺めながらプレゼンの内容を考え、作っているでしょうか?

よいプレゼンとは、相手をあなたの提案に沿って動かせるプレゼンです。

相手があなたの提案に沿って動くのは、そうすれば「自分にとってメリットがある」と感じるからです。

逆に言えば、もしも、相手があなたのプレゼンにメリットを感じなかったとしたら、あなたのプレゼンに沿った行動をしてくれるわけがありません。

「あなたのプレゼンの内容」を「あなたの視点から理解しただけ」では、本当のところ、あなたは「あなたがすべきプレゼン」をまだ理解しているとは言えません。




●相手のメリットを「ひと言」で表せるようにする。

あなたは提案を「誰に」伝えたいのか、どんな「相手」に話をしようとしているのかを、もうすでにじっくり考えてみたはずです。

それでは、その相手にとって「あなたのプレゼン」のメリットはなんでしょうか。

相手にとってのメリットをあなたは「ひと言」で答えることができるでしょうか?

それが「相手を動かすためにいちばん必要なこと」、言い換えれば「よいプレゼンに必要不可欠な最も重要なこと」です。




★「相手のメリット」をとことん、見つけだすことに注力しましょう。

あなたのプレゼン内容を、自分の側からだけでなく、じっくりと相手の側から眺め直して、感じてみて、そして「内容」の推敲を繰り返してみてください。

「相手の現状」⇒「あなたの提案(プレゼン)」⇒「相手の将来(メリット)」を考えよう。


たとえば・・・・

「相手の現状」(交渉力が弱く、CRFの回収が進まない)⇒「あなたの提案」(交渉力を上げるにはこうする)⇒「相手の将来」(CRFの回収がスムーズに進む)⇒残業が減る。出張が減る。




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